Unsearchable Web
TL;DR
Web検索(というかGoogle検索)が役に立たない、探しても有用なコンテンツに到達できない時代がもう来ている。
どういうことよ
ちょっとメインストリームから外れたモノやコトを検索しても、それに関連する情報が織り込まれたWebページへたどり着けない。 ずらっと並んだ検索結果のリストは、怪しいドメインで公開されているとろけた日本語の――おそらくは自動生成された――Webサイトが大半を占めているだろう。 残りは本物の、しかし目当ての情報は含まれていない、通販サイトだ。
ニッチな情報とは、本質的に求められる機会が少ないからこそ、ニッチと呼ばれる。 しかし、検索してもヒットしない、たどり着けないのであれば、ニッチどころではなく単なる無意味だ。 書かれた情報は、誰の目にも触れることなく、HTMLが動的生成されるのを待ちつづけて終わる。そのサーバの運用が停止されるまで。
ここで、わが身を顧みると、自分でも検索するときの第一選択肢が必ずしもGoogleではなくなってきている。 TwitterやYouTubeをまず検索する、ということが増えた。 Web検索するにしても、BingやDuckduckgoのほうがまともな結果を得られる時も少なくない。
当面の経済的利益のために生成された価値のない情報。 その存在は、未来から2020年を振り返った時、「価値のある活動をしてこなかった無能」だと評価させる理由になってしまうのかもしれない。 きわめて薄い情報しか残さなかった時代として。
何が言いたいかというと
このBlogの記事のいくつかはGoogle検索でヒットしません。 自動生成サイトよりもこのブログの価値は低いのだ。 人生は厳しい。