本編の謎が自力で解けなかったのが悔しくて甲第11号証 32年1月27日臨時大会議事録(抜粋)
の解読をした。
結果は以下のふせったーにあります。
さて、参考文献一覧に記載されている通り、当該文章はShavian Scriptによって記載されている。
冒頭の単語が読めた時点で英語であることはわかったものの、当該文章はアウトライン化された文字であるため、単純にコピーペーストして置き換えするという手が使えない(Monotype製フォントにありがちなライセンスの制約?)。個々の文字のサンプル画像はWikipediaにある。ただし完全に同一の字体ではない。文書はアウトライン化されており、ノイズも少ない。さて、どうやって処理しよう。
機械学習をバリバリ活用した、のではなく、単純に手で解きました。やろうと思えば誰でもやれる機械的な単純作業。図らずも機械学習モデルを訓練するより人を使う方が早くて安いということを証明してしまった。
二号主体たちも「我々のアツいクミアイ活動! アイカツ! 始まります!! フフッヒ」してガンバロー! (ガンバロー!)するんだなあ……。
本編について、ネタバレを読んだうえで、意図があり、その意図にもとづいた描写がなされていることは理解した。が、いまいちピンとこない。意図が、読者に対するトリックとして有効に働くものだったかは、ちょっとわかっていない。これは私の法学ドメインの知識が不足しているせいかもしれないし、単純に日本語の読解力がないからかもしれない。
私の主張としては、トリックのパワーがフリーハンド過ぎてそれできちゃうの? という納得のいかなさと、そもそもあのような社会情勢にあるなかでどうして本文や引用が固定レイアウトばかりなのかという疑問、2つの体裁が異なっているし説明されても「んん?」となってしまう、あたり。まあ負け惜しみです。
面白かったです。