chromebook flip C100PA 雑感

はじめに

 前記事にて言及した通り、ASUS Chromebook flip C100PAをamazon.comから調達した。以下に所感を述べる。

導入の経緯

 近年、筆者は小型軽量のモバイルPC端末について、幾つかの環境構築を行ってきた。

これらの端末から、以下の知見が得られた。

  • Atomと2GB RAMにWin8はやや荷が重い。また、ドッキングさせるタイプの2-in-1には難がある
  • ACアダプター込みで1.5 kgの端末を携帯すること、および低品質なディスプレイの使用は人道に反する
  • Appleは早急にiOSの外付けキーボード使用時にもサードパーティーIMEを開放しろ

 以上の経緯を踏まえた上で、まだ見ぬ(潜在的に居もしない)青い鳥を求めて、新たにモバイル端末の導入を決定した。

調達

 緒言の通り、導入対象はASUS Chromebook flip C100PAを選定した。

 10インチ級のサイズ感、ACアダプタ込みで1kg前後の軽量性、IPSの液晶、ファンレス動作などが選定理由の一部である。

(もうすぐ絶滅するという)Atomを搭載した廉価な小型Windowsタブレットも検討されたが、T100TAの経験もあり、選定外とした。フルHD液晶やC100PAと比較して更に小型軽量な筐体など、こちらも魅力のある選択肢となるだろう。

 chromebookとは、その名が示唆する通りに、Google Chromeブラウザの使用に特化した、ややトチ狂ったPCである。

 しかしながら昨今のウェブ系技術の進展は目覚ましい物があり、テキストエディタから図形描写、果てはオフィススイートに至るまで、多彩なアプリが導入可能となっている。

 2016年のGoogle I/Oでは、他の機種に先駆けてGoogle Play Storeが導入される機種に選定された(余談としては、大して互換性高くならねーんだろーなという個人的な予想を立てている)

 ややメニアックな話題として、C100PAはRockchip製Cortex-A17クアッドコアプロセッサRK3288を搭載していること、Chrome OSLinuxベースであり、croutonを用いることで、Ubuntuなどへchrootする使用法が一部界隈で見られること、などが挙げられる。

 日本国内で民間向けに販売されているのは2GB RAM、JIS配列キーボードのモデルであるが、国内法人向けモデル、および日本国外においては、4GB RAMのUS配列キーボードモデルが販売されている。

Amazon.com: ASUS C100PA-DB02 10.1-inch Touch Chromebook Flip (1.8GHz, 4GB Memory, 16GB eMMC, Google Operation System), Silver: Computers & Accessories

 2016-05における販売価格は法人モデルで50544円、amazon.comで$269である。購入時の為替レートはUSDJPY=110程度であったため、クレジットカードの手数料を考慮しても、国内民間向けモデルのヨドバシカメラ実質価格34254円とほぼ同等の価格にて、メモリが4GBになる。

 初期不良等サポートへの不安(筆者にはASUSの完成品に関して嫌な思い出が幾つかある)を天秤にかけた上で、初めての海外通販に踏み切った。

 Amazon Global Priority Shippingを使用して315 USD、手数料込みで36000円弱となった。

 配送はUPS Worldwide Saverおよびクロネコヤマトで、発注から3日後には到着した。配達はクロネコヤマトだったため、噂に聞くUPSの再配達地獄には巻き込まれることはなかった。

使用感

  • 薄く、小さく、軽い。持ち歩きの快適度がかなり高い。
  • ACアダプタも小型軽量で良いが、独自端子であることが不安要素。
  • キーボードは問題なくタッチタイプ可能。右半分で無理している感のあるJIS配列より、US配列の方がまともさが高い。
  • ディスプレイの解像度は物足りないが、広い視野角は至って快適。
  • Chrome OSを使っていると至って快適で、重厚長大Windowsとは何だったのかという気分にさせられる。
  • しかしながら、これ一台でなんでもできる、というOSではない。少なくとも私にとっては。
  • 常日頃Tweetdeckとgoogle chromeを画面に並べておくタイプのユーザには最適と言えるだろう。
  • 4GB RAMの恩恵は比較対象がないため実感できないが、そもそも2GBのRAMは人道に反する。
  • 時折、日本語変換がもたつく。変換効率はgoogle日本語だけあって不自由なし。
  • croutonのchroot環境はやや不安定で、しかし動作速度に不満はそんなに出ない。
  • armhfアーキテクチャは面白みであると同時に、提供されるバイナリの少なさが時にネックとなる。それでもRaspberry Pi2などの普及によりさほど不自由はない。必要ならば野良ビルドも可能だ。

おわりに

tl;dr、薄くて小さくて軽くて、液晶の視野角が広くて、キーボードがまともで、Chrome OSに囚われている限りはなんの不自由もなく、croutonのLinuxはちょっと不安定だけど実用的な速度で走るから、今のところこの端末はサイコー。