iPad mini 4 雑感

Introduction

 電子書籍端末用途を主眼とし、iPad mini 4を調達してから一ヶ月が経ったので、現状での雑感を述べる。

Purchase

 ASUS MeMOPad HD7の引退以降、Kindle用端末は5インチクラスのスマートフォンとPCに依存する状況にあった。これらの端末は、画面サイズ、あるいは操作体系から、電子書籍、特に技術書の可読性に劣る傾向があった。
 この状況を打開するため、タブレット端末の新規調達を検討してきた。主用途から可搬性に優れた7インチクラスの画面が望ましく、またアスペクト比は非ワイドであることが優位となる。
 これらの条件を満たすタブレットとしてはApple iPad miniシリーズ、ASUS ZenPad S 8.0があるが、今回はiOS資産の有効活用という観点もあり、iPad miniシリーズの最新機種である、iPad mini 4を調達することになった。
 調達内容はiPad mini 4本体、AppleCare+、SmartCover、Logicool Keys-to-Go Keyboard、調達金額は概算で80kであった。

Hardware

 物理的にはかなりよい。もはやAppleが誇るアドバンテージのひとつとなったRetinaディスプレイは、解像度では他のタブレットに追いつかれつつあるも、アスペクト比がワイドでないおかげで、電子書籍を読むにも都合がいい。
 Touch IDはホームボタンをさわるだけでロック解除が可能で便利。ただ、物理ホームボタンの存在自体はダサい。
 BTやWiFiの認識が早いのはすばらしい。そういうところでストレスがないのは、ハードウェアとソフトウェアとを同じメーカが作っていることの利点であろう。

iOS ecosystem

 第四世代のiPod TouchはiOS7までしか提供されなかった。なので、フラットデザインを導入したモダンなiOSにさわるのはこれが初めて。
 下からフリックでWiFiの切り替えなどの設定ができるようになったのは便利だけど、もはや直感的というには、複雑で、文脈に大きく依存したUIであるように感じられる。
 Pagesなどの公式アプリでも、アイコンがなにを意味するのかさわってみるまでわからないなど、混乱を引き起こす要素がある。
 Androidと比較すると、戻るボタンがないせいで、「とりあえずこれを連打すれば"アプリ内でホームとなる画面"に戻れる」という操作がアプリ間でバラバラになってるのがつらい。ここで言う"アプリ内でホームとなる画面"は、たとえばTwitterアプリにおけるTL画面を指す。アプリ起動直後の画面といってもいい。

Applications

 アクセサリとして、SmartCoverとLogiool Keys-to-Go Keyboardを買った。カバーはまあこんなものかという感じ。開閉に応じて画面がオンオフされるのは便利だけど、そんなのありふれた機能だし、特に感想もない。キーボードはエンターとバックスラッシュが小さいのは減点。キータッチは悪くはないけれど、不満がないわけではない。それでもこのサイズでまともに入力できる製品は少ないので、悪いところ探しに近い。

 いままさに、この文章はiPad mini 4とLogicool Keys-to-Go Keyboard、ATOK Padを使って書かれている。
 ATOKPad はiOSIMEサードパーティに開放されてなかった時代のメモアプリで、更新が止まっているために、今更買うのはためらわれる。私は、以前使っていたiPod Touch (4th Gen.) の為に買って、あまり使わずに死蔵してしまっていたものがあったので、久しぶりに活用している。怪我の功名だ。
 ATOK Passport を契約しているにも関わらずATOK for iOSを買わなければならないのかとばかり思っていたので、キーボードを買った後で外付けキーボード向けにIMEAPIが公開されていないということを知って愕然とした。ATOK for iOSを買う前に気づいてよかった。

Conclusion

 基本的に満足している。
 その一方で、アクセサリを含むとは言え80kという調達価格は高価であり、それに見合う便益が得られるか否かには疑問の余地があると言える。とはいえ、生産性のための実用品が必要であるならば、そもそもノートPC、あるいはChromebookを買うという選択肢を考慮するべきであり、iPad自体が、余暇を楽しむための高級なガジェットである、ということであろう。

広告を非表示にする