Crypkoとの生活

はじめに

Crypko(くりぷこ)を始めるにあたり、まあチュートリアルFAQ を読めば十分な情報が得られるんだけど、躓きそうなところは幾つかあるので補足説明を入れつつ紹介する感じの記事です。

なにこれ? (とても雑な要約)

crypko.ai

MakeGirlsMoe - Create Anime Characters with A.I.! とEthereum(暗号通貨)を合体してできたトレーディングカードみたいなもので、各Crypkoは一枚しか存在せず、それぞれが遺伝子のようなものを持ち、二枚のCrypkoを融合して元Crypkoの特徴をある程度引き継いだ新しいCrypkoを作れるやつ。

こういうのが生成されます。

s.crypko.ai

現時点(2018-05-24)ではベータ版であり、Rinkebyテストネットイーサを利用している。つまり無料で入手でき、かつ無価値なトークンで遊べる。基本無料!

ちなみにホワイトペーパーいわくCrypkoのkoは子らしいです。クリプ子? くりぷ子?

はじめかた

基本的には公式チュートリアルに従うのだけど、やや分かりづらいので解説を入れる。

前提:PCからじゃないと無理です

  1. MetaMask からブラウザの拡張をインストールする
  2. ブラウザのmetamask拡張のアイコンをクリックして、規約合意とアカウント作成を行う
    • 規約は一番下までスクロールすると合意できる
  3. 再びmetamask拡張のアイコンをクリックして、先程作ったアカウントでログインする
  4. metamask拡張メニュー左上のMain Networkと書かれた部分をクリックして、出てきたメニューからRinkeby Test Netを選択する
  5. metamask拡張メニュー右上のをクリックして、copy address to clipboardを選択する
  6. TwitterGoogle+facebook全体公開記事にそのアドレス(0xから始まる数字の羅列)を含めた投稿を行う
  7. その記事のURL( twitter .com/hogefuga/status/~ とか)をコピーする
  8. Rinkeby: Ethereum Testnet を開き、コピーしたURLを貼り付け、Give me Etherボタンを押し、3つの選択肢から選んでクリックする
    • 一度に受け取る金額が増えると次の受け取りまでの間隔が長くなる
  9. このページ でサインアップする
  10. metamaskのホップアップでsignを押す

1-2はこの動画を参考に。

www.youtube.com

5-8はこの動画を参考に。

www.youtube.com

あそびかた

マーケットでCrypkoを買ったり、融合(fuse)させたりして遊ぶ。

CrypkoをSNSなどで共有するときは、CrypkoのページURL(たとえば https://crypko.ai/#/card/28281 )をブラウザからコピーするのではなく、共有ボタンでコピーできるURLhttps://s.crypko.ai/c/28281 )を使えば顔の画像が埋め込まれるのではかどります。

マーケットは、その名に反して、売り出されていないものも含め、すべてのCrypkoが羅列されている。左上の販売リンクをクリックすることで、購入可能なCrypkoだけを表示できる。

Crypkoを選ぶ時に重要なのは、もちろん顔の美醜と、それからもう一つ。右下に書かれているNやUR、SRなどのレアリティ

冒頭で書いた通り、二枚のCrypkoを融合させて新しいCrypkoを作ることができる。 とはいえ、無制限に融合ができるわけではない。 主な制約に、類似度が高いCrypko同士は融合できないことと、融合後のCooldownと呼ばれる融合ができない時間の存在が挙げられる。

ここで、似たCrypkoが沢山存在するほど、つまりオリジンズ(親)やデリバティブス(子)が沢山いればいるほど、Cooldownは長くなる。 Cooldownの長さは、FAQで下記の通り書かれている。

  • Ultra Rapid ( UR ): from 7 seconds to 15 seconds
  • Specially Super Rapid ( SSR ): from 30 seconds to 1 minute
  • Super Rapid ( SR ): from 2 minutes to 8 minutes
  • Rapid ( R ): from 15 minutes to 1 hour
  • Normal ( N ): from 2 hours to 1 day

ということで、レアリティの高いCrypkoを選ぶとより短い間隔で融合して遊べる。

実のところ、レアリティという語に反して、直接的にそのCrypkoが貴重である、というわけではない。どのCrypkoも平等に唯一の存在なのだから。 ただし、レアリティの低さは、類似する特徴ベクタを持ったCrypkoが多いということではある。

また、オリジンズのいない新しいCrypkoが公式アカウントから定期的に供給される。 これらは自明にURなので融合までの間隔はとても短い。なお、販売価格は時間経過で単調減少するオークション形式になっている。

Crypkoの特徴

Slideshareホワイトペーパーを斜め読みした結果、下記が該当すると思われる。

  • ブロックチェーンを使うことで、あるCrypkoが一枚しか存在しないことや偽造、変造が難しいことを保証している。
  • GANを使うことで、着せ替えフラッシュ的なパーツごとの変化ではなく、連続的で一貫性のある多様な形質変化が実現されている
  • 先行する類似サービスのCryptoKittiesでは、パーツ毎のレアリティをゲームの運営者が決定しているが、Crypkoでは形質、つまり見た目でユーザが価値を決めるので、より脱中心的になる。運営による恣意的なゲームバランス操作が起こりにくい

www.slideshare.net

感想

良いところ

  • まさかこんな形でブロックチェーン技術を初体験するとは思わなかった
    • ブロックチェーンとか、スマートコントラクトとか、あるいはGANとか、もっとちゃんと勉強しておけば、多少はもっとわかったんだろうな(ほんとうにそうか?)
  • 発展性や実用性はともかく、めちゃくちゃ革新的で世界を変えるものに感じる(別に既存技術の組み合わせでめちゃくちゃ新しいというものでもない、という話を聞きました。目にするものがなんでも新しく見える。無知でぬるいにわかなので……)
    • 遺伝的アルゴリズムっぽい過程で生成された一意の存在である、という事実がものすごく脳にいい
    • kawaii女の子とkawaii女の子の間からkawaii女の子がどんどん生まれてくるのをいつまでも眺めていたいという過剰に単純化された世界観の素直で素朴な感覚
  • おもしろいSFと同等以上に面白く感じた

微妙なところ

  • 倫理的ブレーキとストレス
    • 人の見た目をしたものをオークション形式で売買するの背徳っぽい(アナログハックじゃん!)
    • 融合するときには遺伝的多様性とか戻し交配とか品種改良みたいな単語がよぎる(これはゲームだ……奴らは全員人じゃない……)
  • 正式版に対する不安
    • ベータ版のデータは、正式サービス開始時に引き継ぎとかはない。ダウンロードはさせてもらえるらしいけど
    • Crypkoの著作権がオーナーに帰属するようになるらしいんだけど、アルゴリズムによって生成されたもの、たとえば自動作曲された楽曲など、って著作権発生するんだっけ
    • Ethereumのメインネットワークへ移行することでkawaiiカードが(基底現実での)金を積まないと手に入らないみたいなことが起こりそう
      • 眉目麗しいカードには高値がつく。
      • deterministicではないにしろ、完全なrandomでもないので、kawaiiカードはkawaiiカードから生まれがち
      • もしCrypkoが市場として成立したとしたら、kawaiiカードをマイニングするためにURをガーッと買い漁ってfuseを繰り返すみたいなことをするアカウントが出てくるはず
      • 今みたいに気軽な購入、融合はできなくなってしまうだろうし、現にCryptoKittiesはそうなっている。
        • トレーディングカードゲームとはそういうものだと言われればその通り
        • ただの嫌儲民的発想じゃね? と言われても反論の余地はない
        • 売買や融合時の手数料収入がなければ取引所は損をする一方なのだ
    • 価値形成は脱中心的だけど、特徴ベクタからGANで形質を発生させる部分は中央集権的というか運営者に恣意的なものになりうるのでは?
      • 逆に、勝手変換器がつくられてしまうリスクというのもありそう

おわりに

私のCrypkoたちが世界一かわいい

crypko.ai

メロンブックスのDL配信同人誌を買う前に知っておきたかったこと

TL;DR

メロンブックスにおける同人誌のDL配信には2つのストアと2つのワークフローが存在し、DRMの有無や画質の面で差異が存在する。
物理書籍からメロンブックスが代行登録した書籍はスキャンの画質に疑問があるが、購入前にそれに該当するか否かを判断する方法はない。

はじめに

昨今、同人誌の世界においても、ゆるやかにDL配信が普及しつつある。
本記事は、メロンブックスにおける同人誌のDL配信について、買い手の側から見た基礎的な情報を提供するものである。

客観的事実

2つのストア

  1. メロンブックスDL
    • 先にサービス開始
    • 主にPDF、JPEGなどの形式で配信
    • DRMはサークルによる任意設定
    • 書籍に限らず、ゲームや動画などのデータも販売
  2. メロンブックス電子書籍
    • 後発サービス
    • 専用アプリでの閲覧
    • DRM必須(ただし専用アプリでDRMを解除した後はファイル形式関連付けのアプリで開く)
    • 物理書籍ページからリンクあり

 

  • メロンブックスにおける書籍の配信では2つのストアが存在する
  • 各ストアは独立しており、購入した書籍、ポイントの移行はできない
  • 片方のストアのみに出品されている作品も存在する
  • 双方とも購入後のキャンセルは不可

2つの入稿形態

  1. サークルによる入稿
    • サークルが印刷用などのデータで入稿
  2. メロンブックスによる代行登録

 

  • 販売ページからはサークルによる入稿と代行登録を判断できない

個人的なユーザ体験

  • 代行登録されたと思われる書籍の品質が低い場合がある
    • TwitterやPixivにおける告知画像の方が好ましい場合さえある
      • 天地や左右が切れている場合がある
      • 裁断跡、ダスト、裏写り、モアレなどが存在する場合がある
  • 解像度としては1500x2000程度が確保されており、電子化の形式として問題は少ないと考えられる
    • そもそも提供される商品の品質に関する仕様はファイル形式のみであり、書面上は何の問題もない
  • メロンブックスにおけるDL配信同人誌が全て低品質ということではない
    • 同一サークルでもある作品はディジタル入稿であり、別の作品は代行登録という事例が存在する
    • しかしながら、買い手側からそれらを判断する明示的な手段は存在しない
  • 代行登録された書籍は決してマイノリティではない
    • メロンブックスDLにおける購入済み書籍は6サークル21冊
    • そのうち20冊はおそらく代行登録、スキャンされた書籍と推測される
    • 誤判定やサンプリングの偏りはありうるのでご参考程度

憶測の域

  • メロンブックスはDLではなく電子書籍に誘導したい?
  • ストアの継続性から見たDRMへの不安
  • これは電子書籍というより自炊代行業では?
    • ただ私の求める水準が高すぎるだけではないか
    • 物理書籍にしたって乱丁落丁汚れくらいはざらにある
    • そもそも電子書籍という単語に「ディジタル入稿された画質劣化の少ない形態」という含意はどこにもない
      • そんなことを言い出したら非活字の物理書籍は永遠に電子書籍化できない
      • ディジタル原稿が元本というのが思い込みでは? 紙の質感や箔押しエンボス全部ひっくるめての書籍なのでは?
  • そもそも同人誌は商売ではなく、同人誌の買い手は客ではない
    • 買い手はただ売り手による慈悲の恩恵に与っているに過ぎない
    • サークル側はそもそも手間を軽減するために代行サービスを利用しているのであるから、負担を増やす行動を取るのは烏滸がましいことである
    • 電子書籍が用意れているだけでもありがたいと思うべき
  • 一般論として、仕様に記載されていない事項を後付けで求めるのはどんなに好意的に捉えてもせいぜいが「お願い」の類であり、それをさも当然の要求であるかのように振る舞えば、「いいがかり」や「いちゃもんつけ」をするただのモンスタークレーマーである
    • 作業を伴う要求の実現には何らかの対価が支払われなければならない
      • それにしたっていくら値引きがあるとはいえダストや裁断跡等が残っているものを電子書籍という名前で購入することになるのは納得がいかない
  • 物理書籍こそが一級市民であり、電子書籍は所詮二級市民的な地位にあるのではないか
    • Kindleでさえ問題がないとは言えない
      • DRM
      • Amazonや出版社による一方的な削除
      • アカウントBANによるアクセスの喪失 note.mu
      • 画質や解像度
      • あとがきや折返し、カバー下などの未収録
      • 連載継続判断への寄与の低さ

おわりに

  • 誰かがメロンブックス電子書籍の購入を検討している際、私なら再検討を勧める
    • もちろん、判断は購入者がすることであるが……
  • サークルの方は、もし可能であれば、ご自身が配信している電子書籍の出来を確認してほしい
    • これはお願いです
  • 私はただ、iPad Proの高解像度ディスプレイで美しいイラストレーションを眺めたかっただけなんだ――
  • 人生ってしょっぱいね

参考文献

www.melonbooks.co.jp www.melonbooks.com www.melonbooks.com www.melonbooks.com ch.dlsite.com sengyoaruji.iinaa.net anond.hatelabo.jp 和田マウンテン 未分類